千石船「気仙丸」が第10回「ふね遺産」に認定されました

千石船「気仙丸」は、公益社団法人 日本船舶海洋工学会 が実施する第10回「ふね遺産」において、
「東日本大震災を乗り越え弁才船建造技術を後世に伝える木造帆船」として評価され、
「ふね遺産第59号(現存船第26号)」に認定されることとなりました。

「ふね遺産」とは

「ふね遺産」は、歴史的・学術的・技術的に価値のある船舶や関連施設を文化的遺産として認定し、次世代へ継承することを目的とした制度です。

これまでには、帆船「日本丸」、復元菱垣廻船「浪華丸」、南極観測船「宗谷」など、日本の海事史を代表する船が認定されています。

今回の認定は、気仙丸がこれらの船と並び、日本の海事文化を象徴する存在として位置づけられたことを意味します。

認定までの経緯

気仙丸はこれまでにも「ふね遺産」登録を目指した経緯がありましたが、資料不足などの課題により実現には至りませんでした。

その後、設計に関わった関係者への聞き取りや資料の収集を進め、建造当時の記録や保存・活用の歩みを整理してきました。

さらに、気仙船匠会の船大工による貴重な資料の発見などもあり、改めて申請を行った結果、今回の認定につながりました。

今後について

認定式は、令和8年7月14日に東京都にて開催される予定です。

大船渡商工会議所および千石船「気仙丸」利活用推進協議会では、今回の認定を大きな励みとし、現在進めている保全プロジェクトとあわせて、気仙丸の保存・活用に取り組んでまいります。

気仙丸は、気仙地域に受け継がれてきた造船技術と海の文化を今に伝える貴重な存在です。
今後も、地域の誇りとして次世代へと継承していくための取り組みを進めてまいります。